Minecraft

提供:Minetest Wiki日本語版

Minecraftは、Infiniminerと並び、Minetestと類似しているゲーム、Minetestに影響を与えたゲームの代表例に挙げられるゲームである。ここでは、Minetestとの比較を中心に情報をまとめる。

長所[編集 | hide | hide all]

  • 絶対的なプレイヤー数が多い。 - Microsoftの発表では、Minecraftの売り上げは累計一億を超えている。分かりやすくデータが示されているAndroid版で比較しても、1000万以上のダウンロードが行われている。それに対して、Minetestは、Android版では数十万程度しかダウンロードされていない。
  • 家庭用ゲーム機でプレイできる。 - Minetestは、Windows, Mac, Android, iOS, Linuxなど、スマホとPCには対応しているが、Nintendo Switch, PlayStation4, Xbox Oneなどの家庭用ゲーム機には対応していない。
  • 知名度が高い。 - 源流であるInfiniminerをも抑え、Minecraftは高い知名度を誇っている。一方、Minetestの知名度はそれほど高くはない。
  • 日本語チャットが可能。 - Minecraftでは、日本語のチャットも可能であるが、Minetestは、UIこそ日本語対応しているが、チャットは英数にしか対応していない。とはいえ、今どきは早期英語教育も開始されていることだし、これはさほど大きな問題ではないであろう。

短所[編集 | hide]

  • 有料である。 - Minetestは、完全無料である。
  • 重い。 - Minetestは、ある程度Modを入れても、少なくともPCであれば、ラップトップからでもサクサク動く。
  • マップサイズがめちゃくちゃ。 - 面積は殆ど無駄に地球よりも広い一方で、高さが地底から上空まで、256メートルしかなく、The Pioneer's TowerThe Pioneer's Sea Towerはおろか、東京タワーやエンパイアステートビルすら原寸大で建てることができない[1]。一方、Minetestは、面積、高さとも62キロメートル四方とリーズナブルであり、超高層建築、宇宙エレベーター、東京と同規模の世界最大級の都市などが理論上建設可能となっている。
  • Modは違法の可能性がある。 - オープンソースのMinetestでは、MinetestエンジンそのものをいじるようなModも含め、あらゆるModが(ライセンスに従う限り)合法である。一方、Minecraftでは、エンジンを部分的にであれ改変している多くのModが、厳密には違法なものとなっている。
  • Modが入ったサーバーでプレイする場合、クライアント側もインストールが必要。 - Minetestの場合は、サーバー側に入っているModは、そのサーバーでプレイする限りにおいて度のプレイヤーも利用できる。一方、Minecraftの場合は、あるModを使用したオンラインプレイを行いたい場合、プレイヤー全員がインストールしていなければならない。
  • 異なる機種やOS同士での通信ができない。 - Minetestの場合は、どのバージョンをインストールしても同じサーバーを共有できるのに対し、Minecraftでは、同じバージョンのプレイヤー同士しか通信できない。例えば、Androidからプレイするプレイヤーは、PC版のプレイヤーとは接触できない。
  • コミュニティの透明性が低い。 - プレイヤーが少ない分、開発者との直接的な連絡なども行いやすく、Minetestのコミュニティの透明性は比較的高いと言える。一方、Minecraftは、コミュニティが肥大化しすぎて、多数の小規模サブコミュニティが乱立した状態となってしまっており、全体的なコミュニティの透明性は低い。
  • 作者の明示的な許可がない限り、作品の共有や紹介ができない。 - Minetestでは、CCライセンスが採用されているため、優れた作品を外部に紹介できる。一方、Minecraftでは、コンテンツのライセンスは不確定であり、作者が自分で外部に投稿することはできても、第三者がすぐれた作品を紹介することは必ずしも合法とは限らない。

結論[編集 | hide]

全般的に見て、Minetestの方が、Minecraftよりも優れているといってよいであろう。

脚注[編集 | hide]

  1. もしMinecraftで共同プレイしているのなら、これらの超高層建築を横倒しで建ててやれば、Minecraft世界に対するいい風刺作品を見せることができるであろう。

関連項目[編集 | hide]